用途・仕様

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リファサーモの用途、仕様及び使用方法について、以下をご覧ください。

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用途

600℃以上の焼成工程の品質管理(工業用セラミックス、衛生陶器、陶磁器等)

高温熱処理工程の品質管理

目的及び使用例

使用目的 使用例
工程管理と最適化 窯炉の熱性能及び特性の評価を通じて製品品質を最適化するため
温度プロファイル、窯炉の調整、棚のレイアウト、窯炉部品の性能評価
工程観察
窯炉の積載量の違い
窯炉間の違い
トラブルシューティング/異常検知 窯炉内部の異なるロケーションの差異
窯炉部品の故障評価
熱源あるいは熱電対の不良評価
歩留り改善 工程設定の微調整
エネルギー消費の最適化
製品の品質改善 異なる窯炉間あるいは窯炉部品の熱性能上の違いを少なくしたり、無くすことで製品性能(寸法、粒度等)のバラツキを削減する
検査時間及びコスト削減 試験に使用する製品数を削減する
製品テストを無くすことも可能
サンプリング率を必要最小限に減らす
品質保証 Xbar-R管理図を用いた統計的な品質管理に利用できる

リファサーモの原理

リファサーモはアルミナなどのセラミック粉末を所定の形状に成形したものです。加熱処理することで一般のセラミックスと同様、昇温にともなって収縮緻密化が進行し、ついには緻密体となります。

リファサーモを炉内の管理したい位置にセットし、加熱処理後室温まで冷却してから、図1の寸法をマイクロメータで測定します。(*測定に際しては、室温で1時間程以上放置した後に測定して下さい。)

使用方法

管理ポイントに「リファサーモ」を置いて焼成後の寸法を測定する。

添付されている(寸法-指示温度)対照表より指示温度を決定し、その指示温度を管理の指標にします。

指示温度は、実際の物理温度ではなく、被焼成物に加えられた総合的な熱履歴を表す指標です。

対照表の指示温度は、(昇温速度200℃/時間、設定温度保持時間2時間、降温速度300℃/時間)の条件で焼成した時の設定温度に相当するものです。

 

リファサーモの種類と使用温度範囲及びその選定方法

適性タイプの選定の方法

*使用温度だけでは選定を誤ることがあります。

大気中2時間保持であれば、使用温度範囲の目安に準じて選定することができます。たとえば、1350℃ならばMタイプ、1150℃ならばLタイプになります。1250℃の場合は、ユーザーの実際の焼成条件でMタイプとLタイプをそれぞれ焼成し、その寸法が換算表の中央に近い方のタイプを選定します。

次に、大気中で、保持時間が、2時間よりも長い場合は、高温タイプ側へ、2時間よりも短い場合は、低温タイプ側へ適性タイプがシフトします。たとえば、1250℃で30分保持ならば、MタイプよりもLタイプの方がより適正なタイプと考えられます。 雰囲気が大気でない場合、温度と保持時間から推定し、実際にその条件でテストする必要があります。

収縮後の寸法-温度の関係

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